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外壁のスギ板のこと

数年前から、外壁に板を張って仕上げる時に「スギ板」を使用しています。
スギ板は塗装をしなくても、自ら表面をグレーに変色することで腐朽から守り、
長持ちすると言われています。塗装するコストがいらず、メンテナンスもフリーです。

無塗装で施工した場合、変色するのに通常2〜3年かかるようですが、
昨年の春に竣工した札幌・あいの里の家で既に変色が始まっている、
と聞いて、さっそく見に伺いました。
実際に建てた建物で、変色の様子を見るのは初めてです・・・

竣工時の写真と比較してみると・・・
部分的にまだ木肌の色が残っていますが、確かにグレーになっていました。

この地域は風が強いので、雨の当たる面が早く変色したようです。

均一に変色させる為には、塗料を塗って木の表面を酸化させる方法もあり、
現在工事中の岩見沢の家では、その塗料を使用する予定ですので、
のちのち、その様子をお伝えできるかと思います。


テラコッタタイル

 北の住まい設計社の家ではほぼ100%どこかにテラコッタタイルが使われています。
それは多孔質であることや後々味わいが出ること、ぬれてもOKで床暖房が
仕込めることなど、使う所によって理由はありますがいつも使用するタイルは
素焼きで、上薬や撥水材がかけていなくて、色むらがあるタイルです。

ハンドメイドの素焼きですので不均一で色むらがあることが一般的なのですが、
最近は探すのに苦労をします。サイズが揃っていて、均一で、色むらがなく
撥水材がかかっているものが多く流通しています。
輸入元に尋ねると日本からの注文がそのようになってきているのだそうです。
色、サイズとも揃っているとタイルは貼りやすく目地も詰めやすいのですが、味わいがなく
撥水材を塗っていると汚れも付きづらいかもしれませんが(これ自体が有機溶剤)
多孔質の穴をふさいでしまうものでせっかく素焼きのテラコッタを施工する意味がありません。

代表のワタナベは不均一で色むらの大きいものをいつも求めます。
一枚一枚を見比べると違っていても全体で見ると複雑な色や目地で深みができるものと思います。
極端なときは裏面を見せて貼ったり、わざとひびや割れを使って望む表情を作ります。
住宅で施工する際は、多孔質の穴をふさがないよう、家具と同じく呼吸ができるように
ビーズワックスを塗って仕上ていますので汚れは付き辛くなっています。


いろいろな表情があります。

テラコッタタイルはフローリングとのなじみがとても良いです。

撥水材を使っていないので汚さぬように丁寧な仕事が必要です。

東川オープンハウス




      

3月6日、7日に施主様のご協力をいただき、東川町 K−Houseのオープンハウを開催させていただきました。
当日はあまり天候に恵まれませんでしたが、多くの方にお越しいただき感謝しております。
      
      

手前がダイニングで奥がリビングになっています。
天井が吹き抜けになっていますので開放感のある空間になっています。

                
  
施主様のお子様が希望された天窓です。
窓から入ってくる光は洗面と2階を優しく照らしてくれます。
 
             

                   

キッチンの正面にはファミリースペースが広がり、家族が思い思いの使い方で日々の生活を楽しむことが出来ます。
また、ファミリースペースには薪ストーブが設置され、炎を見ながら暖をとることはもちろん心の安らぎやよろこびを与えてくれる心癒される空間でもあります。

              

オープンハウスではちょっとお時間をいただきK−Houseのプランから完成までのプロセスや北の住まいの住宅への思いなどを、スライドを使って説明させていただきました。
皆さんお茶を飲みながらリラックスされた雰囲気で説明に耳を傾けておられました。 

     

  

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