大谷石の産業遺跡を巡る

 

栃木県で進む家づくり、アプローチの整地には、折角なので栃木県名産の大谷石を敷き詰めたい。そんな思いで、宇都宮市の方の協力のもと、忘れ去られた大谷石の古材を探す旅に。まずは石切場の見学。田んぼの広がる風景に突如開いた地下採掘場へつながる深さ60Mの縦坑、せり出す鉄骨の櫓は錆びてぐらつき、見下ろすとなかなかのスリル。職人さんはそんな石の壁に繋がれた細い鋼材と薄板の桟橋を使って降りていくそう。桟橋は所々崩壊しかけている様にも見え、ますます恐ろしく感じます、、、

 

 

柔らかい大谷石の掘削はチェンソーでおこなわれています。大谷で培った採掘技術が、札幌軟石などの採掘にも伝わっていきました。

 

 

地域の人が大切に守る大谷石の山塊に出来た神社、メインの道路から入ってほどなく、こんなに神秘的な参道が現れる、本州の歴史の深さを想います。

 

 

朽ちて丸まり、苔に覆われた大谷石の階段が、200M近くある山頂まで続いていきます。

 

 

廃業した採掘場へ向かう道端に、大谷石で掘られた石像が眠っています。

 

 

坑道への途中、人が通りやすい様に削りとられた大谷石の山肌。

 

 

採掘場跡には時が止まったかのような休憩小屋。

 

 

密林の中に眠る坑道への入り口。地元の石材に代わる建築材料が乏しかった時代、一体に広がる大谷石の地層は宝の山でしたが、海外の安価な材料が手に入る時代になってからは、いくつもの坑道が森に埋もれ、まるで忘れられた神殿の様な雰囲気です。そして一体には草に埋もれて多くの切石も眠っているということで、貴重な産業遺産を新たに蘇らせたいと思います。

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