大雪山の麓で原始の樹々を見る

 

昨年より北の住まいにお手伝いに来て頂いている大雪山ネイチャーガイドの塩谷さんが、自身で深い森をくまなく歩き回り探し出したという、大雪山の麓に佇む巨樹を巡るガイドツアーに参加させてもらいました。小さな頃から森と共に歩んできた塩谷さんですので、森の中では興味深い話が尽きません。写真はトドマツに最近刻まれたヒグマの爪痕。

 

 

そんな塩谷さんが何度も通いながら付けてきた獣道を進みます。最初の休憩場所に生えるミズナラも相当な老木。

 

 

 

標高600mmを超える樹林帯ですので樹々のまだ芽吹きはまだ半分ほどでしょうか。おかげで光の差し込む地表には春の山花達が綺麗な花を咲かせています。写真はエゾエンゴサク。

 

 

大きなヒグマの爪跡、トドマツの深い傷口からは樹液がたくさん流れた様です。

 

 

尾根伝いに歩き続けること1時間ほどで景色の開けた笹薮が、ここは開拓の頃に伐採した樹々を積み上げた土場の跡だそうです。この先に目的の巨樹が、、、

 

 

これが塩谷さんが大長老となずけたミズナラの老木、胸高直径は2.2mもあり、この辺りでは最大の太さだそうです。驚きです。この神々しい姿には言葉も出ず、ただ眺めているだけで、すっと気持ちが落ち着いていく。枝によしかかって大切な家族と居るかの様に嬉しそうな塩谷さん。気持ちが良くわかります。

 

 

反対側は昨年の台風で大きな枝が折れてしまい痛々しい姿になってしまいました。老木の周辺も開拓期の伐採跡が残りますが、当時から森の神として崇められていたのか、よくぞ残っていてくれたものです。途方もなく長かっただろう一生ももうじき終わりを迎えるのでしょうか。

 

 

帰り道にも巨樹がちらほら、樹形が製材向きでなかったので切られなかったのかもしれません。開拓の手が入る前は、この様な原始林が北海道全体を覆っていたのでしょうね。

 

 

そしてもう1本、東川町内に生える最大級のミズナラも案内してもらいました。この先に少しづつ見えてきます。

 

 

先ほどの老木より若く力強い生命力を感じます。まだまだ年月を重ね成長して生きそうですね、葉を茂らせた姿も見て見たい樹です。

 

 

大雪山の麓の森にこれだけ素晴らしい巨樹達がひっそりと佇んでいたなんて、見ることが出来て良かった。あらためて、森や樹々の神秘、その奥深さにどっぷりと浸かることが出来た、とても素晴らしいツアーでした。

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