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テラコッタタイル

 北の住まい設計社の家ではほぼ100%どこかにテラコッタタイルが使われています。
それは多孔質であることや後々味わいが出ること、ぬれてもOKで床暖房が
仕込めることなど、使う所によって理由はありますがいつも使用するタイルは
素焼きで、上薬や撥水材がかけていなくて、色むらがあるタイルです。

ハンドメイドの素焼きですので不均一で色むらがあることが一般的なのですが、
最近は探すのに苦労をします。サイズが揃っていて、均一で、色むらがなく
撥水材がかかっているものが多く流通しています。
輸入元に尋ねると日本からの注文がそのようになってきているのだそうです。
色、サイズとも揃っているとタイルは貼りやすく目地も詰めやすいのですが、味わいがなく
撥水材を塗っていると汚れも付きづらいかもしれませんが(これ自体が有機溶剤)
多孔質の穴をふさいでしまうものでせっかく素焼きのテラコッタを施工する意味がありません。

代表のワタナベは不均一で色むらの大きいものをいつも求めます。
一枚一枚を見比べると違っていても全体で見ると複雑な色や目地で深みができるものと思います。
極端なときは裏面を見せて貼ったり、わざとひびや割れを使って望む表情を作ります。
住宅で施工する際は、多孔質の穴をふさがないよう、家具と同じく呼吸ができるように
ビーズワックスを塗って仕上ていますので汚れは付き辛くなっています。


いろいろな表情があります。

テラコッタタイルはフローリングとのなじみがとても良いです。

撥水材を使っていないので汚さぬように丁寧な仕事が必要です。

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コメント

よ!タイル屋日本一!

  • ナゴQ
  • 2010/03/25 10:06
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