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上棟

 
初夏に始まった滋賀県のK邸、秋晴れの中「上棟の集い」に伺ってきました。
秋と言っても北海道だけのようで、大工さんたちはみんなTシャツ姿。
残暑ですね。

本当は8月に上棟していたのですが、その頃は暑さが厳しく
少し待ってからとこの日となりました。
Kさんご家族と大工さん、名古屋店のスタッフと私で
和気藹々と上棟の思いをお話しながら、
お弁当と
手作りのサラダやお稲荷さんをいただきました。ごちそう様でした。


恒例の記念の手形、珪藻土を練って板に塗ったものに手形を押します。
あーしよう、こーしようと、ちょっと練習。
本番はお父さん・お母さん・お姉ちゃん、そして最後は妹さんですが
何故か拒否、練習の感触が嫌だったのか手を開いて押してくれません。
仕方がなくグーで「えいっ」と押してくれたのが写真の手形です。
数年後のよい思い出になってくれるでしょう。


お手伝いいただいている建設会社の社長さんから
奥様が「北の住まいで建てられなかったら、戸建てはいらないと
思っていた」と
話されていたことを聞きました。
社長さんは、
「信じられへん、こんな(ことを言ってくださる)施主さんいないでぇー、ほんま」とびっくりしていました。

あと残り二か月となりました。丁寧な仕事でお返ししたいと思います。

名古屋 N邸 OPEN HOUSE 開催しました。


市街地に建つ初めての企画住宅、
敷地の制限を受けながらやっと完成です。 

たくさんのお客様に見ていただくことができました。
もう北の住まいで着工されている方
現在、計画中の方、住宅建設を考え始めた方。
いろいろな目線で、いろいろな質問がありました。
一つ一つの質問に答えながら、自分も考えたり反芻したり
住まいの答えは一つではありませんので
お客様とお話をしながら答えが出てくることもあります。

OPEN HOUSEはお客様と顔を合わせてお話ができる大切な機会です。
より良い情報や案内をさせていただきますので
何度でも見学に来てください。お待ちしています。

現在、外構工事が仕上の段階に入っています。
それらが終わり次第、概要の説明、現場写真、完成写真を
家づくりREPORTとして改めて御紹介したいと思います。

名古屋 N邸 建て方/その一

 名古屋 N邸

以前に基礎工事でお伝えしている
名古屋市 N邸がいよいよ大工さんの建て方です。

通常、基礎の上に墨を打ってから土台を敷きますが
今、北の住まいではその前に気密用のゴムパッキンがついたシートを
先に仮止めをして、その上に4寸角の土台を敷きます。
それは床下の通気の流れを止める働きをします。
空気の流れは必要なのですが、通気は熱も移動させますので
コントロールしなければなりません。

施工するのは名古屋でパートナーとなっていただいた大工さん。
熱い思いがが伝わる人です。写真はありませんが笑顔に人柄が表れます。

昨年、木曽川町の新築住宅でお手伝いいただき
今度は私たちの大工さんが、柱・梁を組むときにお手伝いをする予定です。

現場へ行こう

先週末、現地での打合せのため出張しました。

金曜日は盛岡の現場で大工さんと2時の約束。
しかし、朝千歳空港に行くと花巻便が手続き中に欠航となり
現場に行くために仙台便に変更、この便が結局2時間遅れの出発
現場に着いたのは6時を回っていました。
大工さんと2時間ほど打合せをして失礼をしました。
実は先々週の花巻便にも乗れずに仙台経由だったのに二度目です。
内部、外部の形が決まってきて大事なところの打合せでしたが
ゆっくり時間が取れなく、外は暗くて残念な思いで現場をあとにしました。
翌朝は茨城での打合せがあり宇都宮のホテルを予約していましたので
何とか金曜日中にチェックイン。


土曜日は好天に恵まれ、まるで春のような暖かさ。
笠間にあるお客様の庭では梅が満開でした。
先日飾ったお雛様に生けるときれいだろうと思いながら
久しぶりに土の上を歩く感触がうれしく、春が待ち遠しくなりました。
敷地を測量し、建物の向きの確認、測量士さんと打合せをして笠間を後に。
翌日は名古屋の現場に行くために土曜日中に名古屋入り。

名古屋の現場はブログでも追いかけているN邸の基礎工事。
翌日、コンクリート打設のため各部のチェックをします。
断熱や気密を考えるとまずは基礎から精度が要求されます。


コンクリートを流し込むには技術も重要ですが、作業にあたる職人のチームワークが
仕上がりを左右しますので、みんなの士気が上がっていることを確認して名古屋店に移動。
お客様やこれからお世話になる大工さんと打合せをしました。
お店の中では家具を見にこられたお客様と、まだ雪の中の工場や
東川のこと、住宅のことなどをお話しをして喜んで?いただけたでしょうか?
 
翌日は日進市のお客様と測量士さんと今後の手続きのことをお話をして
駆け足な出張もなんとか終了、午後から冬の北海道へ。

この季節はまだまだ夜は寒かったのですが
いつものように周りの森を眺めながらほっとして玄関のドアを開けました。

今年もがんばります。

盛岡のリフォームが再開しました。

ほかの現場より一足早く5日から再開です。
盛岡に行ってみると北の住まいのある東川よりも雪が多く
大工さんはまず、駐車場と通路の確保のため除雪をすることから始まりました。
ご近所の方も言っておられましたが、こんなにまとめて降ることは珍しいそうです。

昨年末、上棟することができましたのでこれから、
間柱や筋違い、外断熱の施工へと進んでいきますが
そのときに断熱材の性能を生かすための気密シートの施工が重要となります。
後からでは施工が難しい部分がありますので下地を組む前に先に貼っていきます。
このブログを書いている今日(11日)あたり来週から使用する断熱材が搬入されていますが、
昨年から全国的に断熱材の品不足が続いています。
大手メーカーが生産をやめたことや、政策で住宅の断熱補強にポイントを発行したりしたため
需要がのびて製造が間に合わず、今では、2〜3ヶ月先にならないと入荷しない状況のようです。
緊急輸入も検討されているようですが、国内の規制と合わないようですので
今後の展開が心配です 。


家づくり通信

 ちょっとお休みをしていましたペーパー版「北の住まい家づくり通信」が出来上がりました。

新しい情報がたくさん載っています。
ご希望の方は東川show roomまでお申し込み下さい。

北の住まい設計社 東川ショールーム
北海道上川郡東川町東7号北7線
tel.0166-82-4556/fax.0166-82-3775 営業時間 10:00〜18:00 水曜定休

校舎

北の住まいの工場はご存知のとおり、旧東川第五小学校を使用しています。
一番古いところは昭和3年(1928年)建設。
小さいながらも手作りのディテールがとてもかわいらしく残されています。
事務所やCAFEも旧教員住宅を何度も改修をしながら今の形態に。
私が入社した平成10年冬、事務所は校舎(工場)の中、たぶん職員室だったところ
室温は壁をはさんでいながら外気温と変わらず、コピー機も寒さで故障していました。
用具庫にはまだ机や椅子、世界地図や黒板用の定規など備品がまだ残こり
ロッカーの名札や卒業記念の作品などは現在もそのままです。

旧体育館 レンガの煙突や妻換気口がかわいい。


名札があちらこちらに 工場見学に時に探してください。


屋根や庇、窓周りなどががかわいいので素敵な印象に。

校舎は工場として使用していますが、内部の間仕切りや造作はいじらずに使っています。
職人さんたちは分業をしていないので、次の作業を行うためには加工した材料と自分が教室を出て、廊下から目的の機械のある教室へ移動します。職人さんはこの移動が大変です。
不便なのですが、将来この校舎をギャラリーなどに使いたい思いがあり
そのままの状態で大切に使っています。
もちろん痛んでいるところや壊れたところもありますが、
修理や作り直して使うことでこの工場は、永く幾世代にわたって使い続けられることの象徴になり
単なる保存ではなく、ワタナベの思いが生きた保存に繋がっているのだと感じます。

教室もそのまま作業場に。

モルタル

 外壁の板貼り以外の部分はいつも悩みの種でした。
合わせる素材の質感や耐久性、色の組み合わせ方法など
たくさんの資材が流通している中でむずかしい選択です。
やっと最近、回り道はしましたが左官仕上げに落ち着きそうです。
岩見沢のS邸、東川のCafeに珪藻土・モルタルと仕上げをしてみて
やはり、素材・仕上がり感はとてもよくできています。
手間や時間もかかり職人の腕に頼る部分もありますが
顔料を混ぜて着色することで、塗装のメンテナンスを減らして
丁寧な仕事をすることで耐久性を出すとこともできそうです。
まだまだこれから勉強をしてよいものにしてゆきたいと思っています。

モルタルの下塗りの様子

札幌でリフォーム中のY邸も外壁は杉板とモルタルの組み合わせで・・・

レセプション

 
Cafe midiのレセプションパーティにお招きいただきました。
Kさんのお知り合いとご家族、工事に関わった方々と
オープンできることを喜びました。
やわらかい照明の中、おいしいお料理やかわいいデザートを食べながら
新しいシェフ、パテシエの紹介など、アットホームな素敵な時間をすごしました。
私たちの未熟なところをKさんの心に許され、引き渡すことができたことに
とても感謝しています。ありがとうございます。
 
Cafeの外には、工事の際に切らずに残した大きな木があります。
やはり、時間の経過にはかないません。窓から見える木々の緑は
とても力強くてもやさしい木漏れ日があふれています。
これから、少しづつ手を入れて、素敵になってゆくでしょう。
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昨日のケーキ

 
先日、「水稲一斉防除」のお知らせがきていました。
米どころ東川の水稲は、春先の生育遅れが最近の高温で回復したようです。
反面、高温・多湿で害虫・病気の発生しており一斉防除をするという内容です。
いっせいにすることで、通常の半分以下ですむそうですがやはり農薬なので
注意書きには、屋外の動物や洗濯物・自動車などに配慮してくださいとあります。
家では窓を閉めたり、子供を外に出さなかったりと・・・注意をしつつ
毎年ではありますが青森の木村秋則さんや「沈黙の春」を思いながらも、
今年も近所のおいしい新米をいただくのでしょう。
 
以前、事務所でケーキをいただいたときのこと。
みんなでおいしく食べたのですが、もったいないことに一個を事務所の中に
残したまま帰ってしまい翌日までそのままになっていました。
朝、ワタナベが「食べていいか?」と聞くのです。
みんなは「よしたほうがよい」といったのですが
「腐らないほうが危険だ。へんな薬が(体に)残るより下痢した方がいいぞ」と言って食べてしまいました。
その後はどうしたかはわかりませんが、私は両方とも危険な気がします。
またまたワタナベの一面を勝手に紹介してしまいました。
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ショールーム周辺の水田、もう稲穂が膨らんできています。
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夏でもひんやり工場の玄関。壁が色分けしていたり、引き戸の框などちょっとおしゃれです。