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規格住宅プロジェクト「HUS」

机上の計画では、ある程度規格モジュールに沿ったご提案と考えていました。ですが、実際にお打ち合わせさせて頂くと、敷地があり、家族の暮らしがそこにあります。型に嵌るものではありません。その辺りは考え改め、より柔軟にしていこうと考えています。

 

あらためて「HUS」とは

 

30〜40坪ほどで、総2階型を基本とする自由設計住宅です。旭川周辺に地域を限定し、本物の自然素材に拘ったデザイン、住宅性能や寿命を重視し、経済性のバランスも取れた仕様を目指しました。建築コストの目安は坪80万円〜(消費税込)

 

住宅の中身は、道産マツ材の力強い骨組み、北の住まい設計社の職人が制作したナラ材のキッチンやオリジナルパーツ、道産無垢材のフローリング、スウェーデンDuro社の落ち着いた紙クロス、薪ストーブが生活の中心に据えられて、、、使い込むほどに、味わい深まり愛着の増す家です。

 

シンプルで品の良い住宅は新たな暮らしのはじまり。お引き渡し後も、北の住まい設計社は東川ショールームを通じて、家具、カーテン、庭造りに始まり、衣食住、自然の恵みに触れて暮らす豊かさを発信させて頂きます。

 

 

写真は HUS #01「旭川 樹種の違いを楽しむ家」

 

秋晴れの中無事に上棟を迎えています。今後ブログでもHUSの展開をご紹介していきたいと思います。

 

美瑛 「木立の中の家」 完成

 

 

春、雪解けとともに始まった工事が、7月に完成を迎えました。コンパクトな平屋の家は、すっかり白樺の木々に覆われていました。ここには、施主ご夫婦の仲のように、長い歳月を重ねて育くまれた木立があります。曲がった木や倒れそうな木などは切り、枝を選定しすっきりした木立の間には、いつも気持ちの良い風が吹いています。

 

 

 

この場所から眺めることのできる十勝連峰と美瑛らしい丘の風景を気に入って始まった家づくり。リビングやキッチンのどこにいても丘が見えるようにと、大きな窓が設けられました。季節によって彩りが変化していく丘の景色を存分に楽しむことが出来そうです。床は道産のニレ材で作った無垢のフローリング。

 

 

 

家具はすべて道産のイタヤカエデを使った北の住まい設計社の家具です。寝室へ向かう視線の先には、床まで届く窓から奥の森と白樺の木立があります。壁には珪藻土を塗って仕上げてありますので、吸湿性が高いおかげか良く眠れるようです。セミダブルのベッド(somnus)を2台置いてもゆとりのある寝室。もしかすると森の中で眠るような感覚になるかもしれません。

 

 

 

ご夫婦二人分のウォークインクローゼットと、横にある小さな造り付けのデスク
クローゼットの棚板は道産のブナ材、デスクは道産のナラ材です。
 

 

 

キッチンはワークトップをコーリアン、引出をカバ材、床をライムストーンと、全体に明るい色で仕上げています。
 


浴室はTOTOのハーフユニットバスを設置。バスタブより上にある壁と天井は自由に選択でき、壁はイタリアのタイル、天井は無垢のヒバ材で仕上げています。

 

 

 

洗面台や収納、トイレの手洗いはいずれも北の住まい設計社のオリジナルです。ほとんどの造作家具にイタヤカエデをセレクトされているせいか、どの部屋も明るい雰囲気です。

 


玄関はコンパクトながら、飾り棚を設けることでゆとりが感じられます。

 

 

カーポートと物置

 

カーポート事例のご紹介。カーポートの隣に2坪の物置と駐輪スペースを後から増築した例。一体の建物となる様に繋いでいます。道路からの目隠しと適度な木陰も兼ねています。

 

 

前面道路は大谷石敷き。駐輪スペースまでの煉瓦敷きはご主人がDIYで、もう少しで完成です。

 

 

裏側の庇を伸ばして、薪置きの屋根を兼ねました。

 

 

住宅の雰囲気に良く似合う木製カーポート。

 

 

こちらは東川ちば食堂のカーポートと物置。物置は側面から除雪車の出し入れを出来る様、スライドのドア付です。あると何かと便利なカーポートと物置、住宅の完成後にご相談を頂くことも多いです。

歴史の痕跡

 

早朝、事務所のキッチンへ、

もともと教員住宅だった建物に手を加え、創業の頃は代表渡辺が暮らした住居、その後社員にまかない飯を振る舞う食堂、そして現在カフェのスイーツを製造する厨房に使われているキッチン。隅に何気なく置かれたパインの食器収納に朝日が差し込んだとき、飴色に焼け浮き出る木目と無数の傷跡の中に、創業40年を迎える北の住まい設計社の歴史が滲み出ている様でした。