当麻町「合掌再生の家」その後

 

80年以上前の合掌組が支える大きな屋根裏を仕上げる大工さん。下弦の梁に脚場を敷いても、脚立がないと天井まで届かないほどの大空間となっています。

 

 

 

この上ない魅力を持つ古材の表情には来るたびに惚れ惚れしてしまいます。

 

 

はじめは体育館みたいな大空間でしたが、間仕切り壁で個々の部屋へと割り振られていきます。構造の制約を受けない、間口6間を柱なしで支える大きな合掌作りならではの作り方です。

 

 

大工さん6人体制のスピード感ある現場は、床貼りの工程へ。無垢の床材が呼吸を繰り返し、調湿効果を最大限に発揮できるようにと、1枚1枚合わせ目にスペーサーを挟んでのビス止め作業ですが、大工さんは慣れたもので、黙々と貼り進めてます。

 

 

床が貼り終わり養生が敷かれ、室内はクロス屋さんへとバトンタッチ。

 

 

クロスは一般住宅だと3棟分に相当する面積を施工することになりました。工期の短縮や継ぎ目のない仕上げとするために、ドイツのルナファーザーという紙クロスを採用します。スウェーデンDuro社の紙クロス(巾50cm、10M巻き)の倍となる、巾1、20M巻きのクロスは1回あたりの施工面積が多くは出来るのですが、下地をの凹凸を拾いやすいのは変わらずで、丁寧なパテ処理と大変な労力のかかる内装工事となりました。

 

 

内装工事の最中に、大工さんも外壁の残りを貼り終え、外部は脚場の解体を待つのみ。

 

 

そして、今週からは左官工事が始まっています。広いショップスペースモルタル仕上げ、中央に薪ストーブが鎮座し、棟木の間から自然光が降り注ぐ店内。

 

ここは、最高性能のNANGA WHITE LABELダウンジャケットなどを取り扱うMOONLOIDの直営店、来月のオープンに向けて、工事はラストスパートへ。

愛知県「リビングから公園を望む家」大工工事が終わる

 

北海道、東川は早朝、薪ストーブを焚き始めていますが、愛知県はまだまだ半袖で十分でした。厳しい夏が終わり、今がちょうど過ごしやすい時期でしょうか。現場は、夏を乗り越えて、無事に大工工事が終わろうとしています。新たに出来つつあるニュータウンの一角で、一軒だけ建った自然素材の家は、とても新鮮に映ります。

 

 

床が貼り上がった室内で、残りの細かい作業を潰していく野村棟梁、床はオイルの塗装を残すだけのきれいな状態です。

 

 

公園と雑木林が広がる西側には、大きく開放的な窓から気持ち良い光が差し込みます。

 

 

リビングのFIX窓の外にはウッドデッキを作る予定。公園で遊ぶ子供たちを、お〜いと呼ぶことが出来ますね。

 

 

浴室はヒバの羽目板と、防水性のあるモールテックスの左官仕上げ。

 

 

2Fの塗装は済んで、少しの間空気にさらし乾燥させ、そのあとは養生。

無垢のフローリングを1枚、1枚メスカシで貼っているので、その間に屑が入ってしまわないように、それと、無垢材は刻一刻と空気にさらされて色が変化していくもの、日焼けのあとが付かないように、隙間がなくびっしりと養生を敷いていきます。

 

このあとは、クロス工事、そして、来月完成を迎えます。
 

 

札幌「山の麓に建つ家」完成間近

 

春から始まった木工事も順調に進んで、もう直ぐ「山の麓に建つ家」が完成を迎えます。

 

 

クロスや左官の仕上げがひと段落して、連休明けの家具付まで静かな現場。

 

 

札幌軟石で縁取られたサークルはファイヤープレイス。

 

 

小雨交じりの少し暗い正午。ども窓からも樹々の緑に包まれたしっとりとした光が入ります。

 

 

浴室、大きな窓からは、樹々の間に札幌市を一望することが出来ます。

 

 

札幌「山の麓に建つ家」完成後しばらくの間はお借りして、北の住まい設計社の家づくりを紹介するモデルハウスとなる予定です。大都市と原始の森の境界に建つことで、田舎でもなかなかない豊かな自然環境と、都市生活を両立するという、「木を愛する」私たちの家づくりにぴったりのロケーションです。

栃木 農村に建つ家 その後

 

2016年のはじめにお引き渡しをした、栃木の農村に建つ家。先日の栃木出張の際に立ち寄りました。雨風や紫外線に晒されて、徐々に自然な風合いになってきた外壁の表情。ご主人が休日に造園を楽しんでいて、庭の成長には立ち寄る度に関心させられてしまいます。

 

 

上手に敷かれた大谷石とその周りに茂るハーブ。太めの目地から伸びてくる芝のバランスがが絶妙。自然な感じにみせたければ、石敷きの目地はやはり土に限ります。こりらも全てDIYでセンスを感じます。

 

 

南面のテラスは広く平板が敷かれていました。その先の芝もしっかりと根付いて、子供たちとワンチャンが元気に遊びまわります。

 

 

もともとご実家の農地を転用した、広く自然に恵まれた立地でもありますが、板貼りの住宅はまわりの緑と混じり合うことで、その自然な表情が映えるのだということがよく分かります。