栃木県 北欧家具と暮らす家 基礎、建て方

 

栃木県で、北欧家具が大好きなご夫婦と二人のお子さん、そしてお母さんも同居する54坪の住宅を建築しています。まず年明けの基礎工事の写真、地方都市郊外の敷地は静かな住宅地の奥、2区画の敷地をまたぐ少し広い敷地です。本州といえども、真冬に1日外にいると芯から冷える寒さ、北面の日陰には早朝にうっすら降った雪も残っています。

 

 

真冬でも快適な住環境を考えた作りは、北海道と変わらず高断熱高気密、そして暖房用エアコンを床下に設置するもの。それは真夏の暑さ対策としても大切なポイント。

 

 

北関東ではほとんどないという背の高い布基礎ですが、基礎屋さんが非常に綺麗に仕上げてくれました。いつも通り深さのある床下が出来、エアコン暖房のメンテナンス製や衛生面が高まります。

 

 

 

 

一昨日、久しぶりに現場を確認しに行くと、細い通りに入って真正面に深い庇のある大屋根が上がりつつある姿が。工事は順調に進んでいる様です。

 

 

家の構造は栃木県産の杉材、数年間天然乾燥されていた非常に素性の良い赤身の杉、その色味や味わいは松とはまた違った魅力です。

 

 

広いリビングダイニングの中央には北海道産の山桜の大黒柱、その表情が良かったので、わざと粗挽きのバンドソーの鋸目を出して仕上げてみます。オイルを塗ると真っ赤に染まる山桜、その色合いは、立派な杉の梁と良く合いそうです。

特別な階段

 

東川 2枚の片流れ屋根の家の階段は、ナラの無垢板を壁うちうちで挟み込んだストリップ階段になりますが、無垢板は時期によって巾が数ミリ伸び縮みするのが無垢の家具の常識ですので、その経験を踏まえて、伸び縮みしても接する珪藻土が割れたり空いたりしない様な作りを考えます。

 

 

このパーツが工場で職人さんが加工してくれた踏み板の受け材。彫り込みに踏み板のサネが入り、溝の中で伸び縮みを吸収する構造、真ん中のダボは、左右均等に伸び縮みして、踏み板が滑ってズレないための工夫です。

 

 

硬いナラ材のサネはキツすぎず、緩すぎず、シビアな調整を繰り替えす原さん。

 

 

ミリ単位を超えた正確な調整が必要な作業、1段1段地道な作業が続きます。

 

 

そして、ようやく2Fまで階段が出来上がりました。鬼胡桃の梁をくぐって登ってみると、登り味も上々です。

 

 

このあと、珪藻土の壁に挟み込まれると、濃く力強いナラの木目が浮き立ち、一つの家具の様なこだわりの階段が現れます。

 

 

 

東川 2枚の片流れ屋根の家 内部工事が着々と進む

 

 

外部は煙突のブリックタイル貼りを残してほぼ完成の状態。気密測定の結果C値0.2とほぼ欠点のない状態と確認して、内部のロックウール断熱材充填、ここから家具絡みの細かい造作の下地と、石膏ボード貼りが始まります。

 

 

ボードが山積みのリビングダイニング、しばらく前の写真ですが、ロックウールが柱の間いっぱいに詰まっています。断熱性能はグラスウールとほぼ横ばいですが、複雑な下地の形状にそって詰まるので、隙間が出来づらく、高い防音効果を期待できる断熱方法です。



 

フラット天井の下地を組む大工さん。キッチンの奥にあるユーティリティースペースで仕上がりで2,200mmと少し低めですが、隣のキッチンはトップライトの明かり取りを兼ねた高い吹き抜けで一気に開けますので、そのメリハリがかえって自然な対比となり、空間のボリュームを感じることが出来ます。

 

 

キッチンの脇に立つカバ材の大黒柱と十字の梁も、石膏ボードが貼られることで、一層存在感が醸し出されている様に思います。このあと仕上げのオイルを塗って、磨かれた力強い姿が楽しみでなりません。

 


こちらは2Fのホール。下を見下ろすと、、、

 


もう少しで、この手すり越しにシウリザクラと札幌軟石を貼った1Fの床、そしてその空間に掛かる鬼胡桃の梁の対比を眺めることが出来るはず。

 

 

壁の仕上げも珪藻土ですので、わずかに鏝ムラの影を落としながら柔らかく反射する質感が、北海道産素材と良い相性で混じり合うことでしょう。

 

 

春の兆しが見えてきている東川。日中はプラスの気温となって、ようやく煙突のブリックタイルを貼ることが出来ました。これで、冬の間雪に埋まっていた脚場も外すことが出来ます。このあとは、カーポートや外構工事の準備も始まっていきます。

東川 2枚の片流れ屋根の家 外壁がほぼ仕上がる


 

 

外周は60m近くにもなる東川 2枚の片流れ屋根の家 大工さん3チームに分かれ外壁を1枚1枚貼り進めていきます。

 

 

無垢の厚い杉板はわずかな反りがあったら調整し、開口部などに合わせて板のピッチを振り分け、屋根の垂木や母屋などはぴったりとカットして納める、とても根気のいる作業。

 

 

室内も並行して工程が進み床断熱の下地が組み上がったところで、ロックウールの断熱材がいっぱいに吹き込まれました。

 

 

一部エアコンの入る床下空間は、内張りの発砲系断熱材と厚いロックウールが詰まった底面で覆われて、まるで発泡スチロールの箱の様な空間になっています。

 

 

 

リビングダイニングは断熱された床下エアコンの空間の上に根太を敷きつめて、下地の杉材を張っていきます。床下エアコンが運転すると全面床暖房の様に温まります。

 

 

外壁張りはもうじき仕上がり、外に出ていた大工さんも内部作業に加わります。この後は屋根や壁の断熱吹き込みに向けた下地作りを進めます。