名古屋で今年完成した2棟目の家で、オープンハウスを行いました。
いつものように、あらかじめ見学を申し込まれた方々に見ていただく機会を、
施主様が快諾してくださったことにより、実現しました。
「切妻の屋根」は日本の家として基本形を成すもので、庇を長くして形を整えるよう考えました。
お隣の家がお母様の住まいで、こちらも切妻屋根。
しかも味わいのある形で建っているため、それに対してどう見せるか、ということを考えて
自然に、しかも古くからあったように見えることが大切と考えて、このようになりました。
中部では、5寸や4.5寸といった勾配の屋根が多い中で、7寸勾配の家はどうかと思いましたが、
また施工でもご苦労をお掛けしましたが、完成してみるとごく自然に見えて、
「よかった」と安堵してもいます。
7寸の屋根は内部で大空間を作り、5人家族がにぎやかに暮らしても
十分ゆとりがあるはず、と思っています。
子どもたちにとって、今後何十年かここで暮らしたことが良い形で、
良い影響が与えられる場であってほしいと、いつも希っているのです。
この家のように、外装に板を貼ることは、法の規制があり難しい状況も多々ありますが、
やはり町並みにもすんなり溶け込んでくれます。
板貼りは、出来上がるとこれに勝るものはないと思うのです。
土壁と板壁は、外観を作る上では、他にゆずることの出来ない素材です。
2012.4.12 Y.watanabe